地域の中で自給できるものはなるべく自給する仕組みを作り、持続可能な豊かな資源が次世代に繋がって地域に還元できるように、エネルギーや地元野菜を自給自足し、地域でお金を回し、住民が一体となって支え合い、より暮らしやすく魅力的な地域づくりを目指します。
私たちの拠点は原村ですが、原村に留まらず諏訪地域全体の持続可能な自給圏を目指したいと思っています。
講演企画・情報共有・他地域との情報交流・ワークショップなど行っています。
2019年、美しい村連合が編集したエネルギー自立のヨーロッパの小さな村々の取り組みをまとめたDVD「自立する村へ!」と出会った事からスタートした私たちは「自立する美しい村研究会」として、「地域の自立」を 研究し、未来へ向けて長期ビジョンを持ち、次世代に遺せる持続可能な暮らし、災害に強い地域・自給圏の確立をめざして発足致しました。
2022年、『八ヶ岳自給圏をつくる会』とし、新たに八ヶ岳地域の自給圏づくりのために活動を広げていきます。
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≪信州タケエイ見学会 報告≫
7月10日(金) 10:00~12:00 諏訪市 株式会社信州タケエイ工場にて
参加者の皆さん10名で、2時間に及ぶ時間をいただきました。ありがとうございました。
株式会社信州タケエイ様ご紹介
環境事業として、産業廃棄物処理業・一般廃棄物処理業・環境コンサルティング、また解体事業として木造住宅や鉄筋コンクリート造の建物の解体工事をされています。
タケエイグループとしては全国に事業展開をされ、県内では3事業所を展開されています。
今回は、太陽光発電パネルのリサイクル事業を拝見することが目的でしたが、産業廃棄物処理業の全体像もご説明いただき、その領域の広さに、現代の豊かな生活をまさに支えている事業だということを実感しました。現在、塩尻市においては、担い手不足になっている稲作にも取り組み始めたとのこと、大変驚きました。
拝見したのは、まず、一般廃棄物収集の場所。⇓
諏訪市の廃棄物を受け入れています。

木くず粉砕の工場。⇓
チップは主に製紙工場のボイラーに使われます。
残念ながら、温浴施設の熱利用の木質チップボイラーには使えないとのことでした。


発泡スチロールからプラスティックのインゴットを作る工場。⇓
プラスティックのインゴットは初めてみました。 重いです。
素材として再利用されます。


廃プラ等安定型混合物の粉砕と圧縮梱包の工場⇓

そして、太陽光発電パネルの処理工場です。⇓

処理の手順をご紹介します。
このパネルがまだ使えるか使えないかを調べます。⇓


付属するコネクタ類を外したのち、パネルの金属製外枠を「油圧式フレームはずし機」で外します。⇓

「手動式カバーガラス剥離装置」でガラス面に直径1.2ミリくらいのステンレス球を投射し、ガラスを粉砕分離し、太陽電池のみにします。⇓
手前のモニターで、内部の作業の様子が分かります。左端のノズルから球が噴射され、右端からガラスが粉砕されています。
接着されているガラス面は、単に取り外すというわけにはいかないことが分かりました。
現在のところ、リサイクルのことを考えてパネルがつくられているわけではないことも分かります。
様々なタイプのパネルに対応するために、こちらでは手動式の機械を使っているとのことです。

ガラスが途中まで剥がされた太陽電池。⇓

粉砕されたガラスはふるいにかけられ、このような状態になります。⇓

取り外した金属フレームは金属スクラップに、太陽電池は金属メーカーで精錬され希少金属を取り出し、シリコン等の残渣はサーマルリサイクルされます。はく離したガラス粉は建設資材や園芸資材の原料にリサイクルされます。粉砕のためのステンレス球は回収して再利用します。
現在、この施設で処理しているパネル量は、施設の持つ処理能力に対してまだ少なく、結果として一枚当たりの処理費用は高止まりとなっているそうです。
太陽光発電パネルの廃棄問題が声高に言われていますが、今のところ、まだ、廃棄パネルが少なく、こちらの工場に持ち込まれる枚数が少ないことの結果とのことでした。
一方で、これから見込まれる廃棄パネルも、まずはリユースの道が開かれることが重要と学びました。
下の写真は、粉砕されたガラスからつくられたガラスコップや風鈴です。⇓
剥離の作業中に使用したステンレスの投射材の影響により、ガラスは緑色になります。
緑のガラスのその先の利用が難しいとのこと。
太陽光発電パネルのガラスが、ガラス製品の材料に戻るのは難しく、防犯砂利等の材料になるそうです。
リサイクルの必要性と同時に、リサイクルの難しさも知ることができました。

株式会社信州タケエイ様
貴重な経験をありがとうございました。
(記 太田)





















